Claude でセキュリティシート入力アプリを作ってみた

2026.5.19

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こんにちは!管理部の吉田です!当社では生成AIの利用費を補助しており、今回はそのありがたい制度を活用して、Claudeで業務アプリをサクッと作ってみた話です。所要時間は初見で30分くらいでした。

 

システムやWEBサービスを提供する会社の情シスやシステム担当者には、お客様から届くセキュリティシートを書くという地味につらい仕事があります。質問は数百項目になることもあるし、フォーマットは顧客ごとにバラバラ、なのに答える内容は本質的に同じだったりもします。「これ、誰か自動化してくれないかな」と思いながら、また同じことを書いている人も少なくないのではないでしょうか。

 

ということで、今回はこの悩みをClaudeに相談してみました。最初は「当社の基本情報や公開しているセキュリティポリシーやその周辺のナレッジを勉強して、その内容をExcelに入力してね」という雑なプロンプトから始めて、30分後には部内で共有できるWebアプリが動いていました。

雑な相談から始めていい

最初は会社の基本的な情報をClaudeに渡して「このExcelを埋めて」と頼んでみました。これで80点くらいの回答が返ってきたので、これだけでも大分作業は楽になるなあという感想でした。ただ、毎回チャットでClaudeに基本情報を渡して指示するのも面倒そうだと思いました。

アプリにできる?

と聞いてみたら、Claudeは「Webアプリ/CLI/プラグイン、どれにします?」と返してきました。部内や社内で共有したかったので、Webアプリを選ぶと、数十秒後にはHTMLアーティファクトが立ち上がりました。

 

常に最新の情報をキャッチアップしてほしい

現時点でも十分便利なのですが、今後、情報が更新されることも十分あり得ます。もしそうなったら回答の精度が落ちてしまいそうと考え、更なるわがままをぶつけてみました。「最新の内容を参照してほしいので、DriveのURLを参照する仕組みにできる?」ここでClaudeは、Google Sheetsをマスターデータにする設計を提案してきました。さらには、テンプレートxlsxまで先回りして作ってくれました。

 

ん?これ役に立たなくね、、、

ここで大事なことに気がつきました。テンプレートは顧客ごとに違い、決まったフォーマットなんてありません。本当に欲しいのは「過去事例を見ながら、毎回違うテンプレートに記入してくれるAI」でした。

ということで、過去の回答内容をDriveフォルダに置いてURLを渡してみたら、Claudeはフォルダの中を覗いて構造を把握しましたとか、設計をガラッと組み直しますとか、あれこれ言いながらがんばってくれます。最終的に、アプリの役割は「過去事例の一覧表示」と「記入依頼の起点」に絞られて、実際の記入はチャット上のClaudeが担当する分業に落ち着きました。

 

「なんとかして」でなんとかしてくれる

途中、実機で開いたら hoge hoge ! というエラーが出たので、「このエラーをなんとかして。あと、過去事例にファイルアップロードもできるようにして」と投げると、リトライロジックとアップロードUIが追加されました。Drive APIへの直接アップロードも、新規フォルダ作成も、全部アプリの中で完結できる。。。

完成したアプリ

 

実際の使い方としてはこれだけ。

 

  1. お客様から届いたExcelのテンプレートをアプリにアップ
  2. 「Excelをアップロードして開始」をクリック

 

Claudeが会社の基本情報やセキュリティポリシーや過去に回答した内容を参照し、お客様のテンプレートからプルダウンや列構成を解析し、90点くらいの内容を一瞬で入力してくれます。すごい。。。
(あくまでも学習するのは当社の基本情報や公開しているポリシーなどについて。機密情報やお客様の個人情報などは読み込まない)

 

※蛇足ですが、過去事例タブには、Driveから参照したファイルが自動で並び、クリックすると中身が展開されます。タブには「事例として使う」ボタンと「+ファイル追加」ボタンがあり、前者は特定の回答内容だけを参照してClaudeに記入依頼を投げるため、後者は新しいファイルをそのフォルダに追加するためのものです。新規顧客が増えたらフォルダもアプリ内で作れる仕様になっています。会社ナレッジタブには、ISO認証情報、システム構成、技術対策あたりのよく聞かれる項目の標準回答がカテゴリ別に並んでいて、検索もコピーもワンクリック。

感想

一番感動したのは、Claudeさんが喜んで設計をピボットしまくってくれたことです。

 

  1. 最初は「ナレッジを内蔵したアプリ」
  2. 「Driveから最新ナレッジを引く」に変わる
  3. 最終的に「過去事例を参照しながら毎回違うテンプレートを埋める」に着地

 

設計なんて全く熟慮していないし、仕様書も何も書いていない。「こうしたい」と相談して、できあがったものに「これは違う、これが不安、こうできないか」と相談するだけ。人にこんな依頼をしたら怒られそうですが、Claudeさんは行間を埋めて、提案を返してきて、それに返事するとする。要件定義と実装と動作確認が、雑談の中で同時進行している感じです。

もう一つは、AIが全部やる必要はないということです。Excelの記入をブラウザ上で完結させる設計もできなくはないけど、SheetJSをインラインするとか無理やり感がすごいです。「アプリは閲覧と起点、Claudeチャットは実作業」という分業にしたらスッキリしました。

 

まだまだ高度な活用ができると思うのですが、30分でこれができたのは個人的にはコスパ最高です。何より楽しかった。Slackなどでの依頼から回答するところまでできそうだなあとか考えてるとワクワクします。また何か作ってみようと思います。それでは。

 

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このブログはClaude (Cowork mode)との対話で作ったアプリ開発の軌跡をそのまま記録したものです。所要時間: 約30分。

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