新卒2年間で学んだこと
- CEO語り
2023.10.23
こんにちは。
少しづつ寒さを感じるようになってきましたね。
僕はどちらかというと寒いのが苦手なので、ちょっと嫌です、、
さて、大学を卒業してから、起業する前に2年間会社員経験があるのですが、その時の話をしたいと思います。
先日のブログで就活の話は書いてたので、ぜひご覧いただいた上で、読んでいただけると幸いです。
2017年4月に株式会社ベーシックという会社へ新卒入社しました。
簡単にどんな会社か紹介すると、
マーケティングツールを提供するSaaS事業、比較系のサイトを複数展開するメディア事業(すでに事業売却済み)を生業とする会社です。
1ヶ月の研修を経て、最初に配属された部署は、SaaS事業のインサイドセールスでした。
KPI は、コール数、03数(角度の高い案件をフィールドセールスへどれだけバスできたか)でした。
正直、大学まで水泳しかしてこなかった私に、論理的に考えてKPIに向かって体系立てて、KPI達成するということは不可能だったので、
とにかく量をこなしました。つまりコール数です。
同じ部署に新卒同期が5人ほどいましたが、みな優秀で、最初の数ヶ月はついていくのに必死だったことを思い出します。
コール数は、必ず達成できましたが、03数は未達が続きました。
それが悔しくて、通勤電車の中や、家や休日に、03数が達成している人の音声をひたすら聞いたのを今でも覚えています。
その甲斐もあって、半年後には達成できる月が増えていきました。(達成できるようになると必然とコール数は減りました。まさに量質転化です。)
その後、カスタマーサクセス、フィールドセールスを経験し、
ザモデル型のバリューチェーンをほぼ一通り経験させていただきました。
一番の学びとしては、部署間の衝突はありましたが、
必ず最後は、顧客目線で議論を進めることでしっかりと議論が着地していたことです。
SaaS部署には、約1年半お世話になりました。
その後は、メディア事業の部署へ移動し、メディアの運営のノウハウを学ばせていただいたこともあり、
3ヶ月後に、スイミングスクール向けのメディア事業を立ち上げ(起業)に至ります。
結果的に、1年9ヶ月という世間からすると短い期間での退職となりましたが、
私にとって、あの1年9ヶ月は3年以上に感じました。
それぐらい働いたと思います。量が全てではないですが、質を高めるためにも一定の量は必ず必要だと思っています。
株式会社ベーシックに勤めていた1年9ヶ月は、自ら進んで、1日15時以上働きました。
(残業は1日2時間程度でしたが家に帰り毎日深夜まで勉強してました)
そういった意味では、通常の3年勤務以上に働いていたかもしれないので、石の上にも3年という言葉はあながち間違っていないのもしれません。
と、ここまでの話だと、
量をたくさんこなすことが正義に聞こえるかもしれませんが、そういうことではありません。
私の場合、起業家になりたいという強い思いがあったので、最短でそれを実現するために、
当時の自分は基礎も何もなかったので、手段として必然と量が必要だったと思います。
一番大切なのは、自分がどうなりたいのかをまずは理解し、
その上で、必要な行動をしっかりと見極め、手段と目的が混在しないようにすることです。
2010年にダルビッシュさんが発言した
「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ」
は本質的だと思います。
それでは。
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