現金10万円だけ持って渡航した男の海外生活       – カナダ編 –

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2023.9.28

– そうだ、海外に行こう –

こう思ってから早7年経ちました。

 

おはようございます。

営業部の岩田です。

 

ブログの冒頭から、旅行代理店の手先のような言い回しでいきなりすみません。

今回の題材が海外のお話となります。

皆様、海外に行かれたことってありますか?

旅行だったり、仕事だったりと色々行く理由はあると思います。

 

本日は10万円だけ持って海外渡航した話をします。

 

きっかけ

「ここを逃したらもう海外に行くことはできないのではないか」

当時某フィットネスクラブで働いていた私が店舗異動をきっかけに考えたことです。

 

元々海外の音楽を聞くこと、海外ドラマや洋画を見ること、海外の人と喋ることが好きだった私は

小さい頃からDestiny’s Child, Method Man, EMINEM, Michael Jacksonを聴き

Austin Powers, BATMAN, Buffy the Vampire Slayer等海外ドラマ、洋画を見て、知らない海外の人にその

言葉を話してました。

 

大学も人文学部英語学科卒業し、卒業論文もゴリゴリの英語の語源をテーマにしました

卒業論文テーマ:「前置詞 in と at の空間的作用について」

 

その後、学生時代から続けていたフィットネスインストラクターを続け、27歳まで勤務しておりました。

フィットネスインストラクターとして楽しく勤務しておりましたが、

いつからか「何をするわけでもないけど、海外に行きたい」という欲が強くなり、

最終的に今の英語力で海外でどのくらい適応・活躍ができるのだろうかという欲に駆られました。

 

– 年齢的にもう時間がない –

– 行くなら今しかない –

 

店舗異動後、異動先の店長にお話をして、翌年退職という運びとなりました。

 

その後色々ありました。

・異動先で残りのフィットネスインストラクター人生を幸せに過ごす

・掛け持ちのバイト先で様々な体験をする

・姪っ子が産まれるのが、岩田が渡航した後になる

 

などなどありましたが、無事に2016年7月31日に日本からカナダに旅立ち、

1年間の海外生活が始まりました。

 

その時の所持金

1360ドル(約10万円)

*当時のレート:1カナダドル=約70円くらい

 

気づいたら、お金がありませんでした。

 

海外に1年間行くとなったら、100万円あれば問題ない

と言われてました。

 

0が一桁足りません。

普通に考えるとまずいです。

 

気づけば、既に岩田はカナダに到着してました。

 

 

日本と全く違う街並みに度肝を抜かれてます。

 

やるしかない。

覚悟を決めました。

 

そこから先は早かったです。

・1週間で家を見つける

・2週間で仕事を見つける

・その2週間後の給与で家賃を払う

 

家はとにかく現地のコミュニティを探して、今持てる金額でデポジットを払えるところ、家賃支払いの融通が聞くところを探しまくりました。

インターネットって最高ですね。

 

仕事は日本で印刷しまくったレジュメをとにかく配りまくりました。

面接まで漕ぎ着けた際は岩田を雇うとこんなメリットがある、雇わないと損だよ。

といった、いかにも自分ができる人間かをつたない英語で伝えました。

 

昼飯はお金がないので、路上の2$のホットドッグに無料のピクルスやコーンを乗せまくり、お腹を満たしてました。

あの時、色々助けてくれたホットドッグ屋の女主人でフィリピン出身のユリには本当に頭が上がりません。

今も元気にホットドッグ売ってたら、カナダに行った際に日本土産を大量に持っていきます、

 

とにかく行動した結果、トロントで一番大きな商業施設:Eaton CentreのSecond Capというカフェでの仕事が決まりました。

 

決まったはいいもののとにかく激務

 

朝6時に起きて、バスに乗り、7時にEaton Centreに到着

8時のラッシュアワーは毎日長蛇の列

 

具体的にやったことは

・とにかく早く対応する

・とにかく手際良くドリンクを作る

・とにかく早くドリンクを補充する

・appleの店員と仲良くする

・ただでさえ少ないチップをオーナーが持っていこうとするのを止める

 

こんな感じです。

その時の記憶はほとんどありませんが、appleの店員と話してた時が一番楽しかったです。

 

そんなこんなで2週間後の初めての給与日

カナダではバイトの皆様は2週間毎の給与が主なんですね。ほんとラッキー

 

やった、、、、これで家賃が払える、、、、

これで日本にとりあえず帰らずに済む。。。。

 

その3ヶ月後、別のカフェで働くことが決まり、Second Cupを卒業しました。

 

次働く場所は新しくオープンするローカルカフェ

ローカルなので、チップもたくさんもらえて、ゆったり働きながら、英語を話しながら楽しめるぞ〜

 

そう思ってた矢先

 

別の人間雇ったから、この話は無かったことにしてくれ

 

一瞬頭が真っ白になりました。

仕方ない、別の仕事探さなきゃ。。。。

 

所持金残り:21ドル

 

初めより酷い状況です。

さてどうしましょ。

 

けどやるしかありません。

ただありがたいことにあっさり決まりました。

 

次の職場の名称

 

Tokyo Smoke

 

親子で共同オーナーをやっているカナダの企業です。

そこのカフェで働いてました。

 

日本人ですかって?

まさか、、、カナダの方ですよ。

 

日系の方ですか?

いえ、白人さんですよ。

 

なんでTokyo Smokeなんですか?

共同オーナーのお父さんの恋人が日本人でその方が命名したからだそうです。

 

ここに記載できないいろんな背景も含めて、面白いです。

 

入社できた背景は

 

Tokyo Smokeって名乗ってるのに、日本人いないのはおかしくない?

だったら日本人第一号として働きたいです。

 

この岩田の言葉がオーナー、店舗マネージャーには衝撃的で面白いということで採用が決定しました。

 

その2日後、初勤務となり、新たな職場での仕事が始まりました。

岩田が勤務していたメインの店舗は今まで見たことないデザインの店内でした。

 

 

店内で日本のアニメを流すという習慣があり、COWBOY BEBOPを主に流してました。

 

今思い出して言えることはただ一つ。

 

なんて幸せな環境なんだろう

 

これに尽きます。

 

具体的な業務内容は

・朝7時に店をオープンし、サンドイッチを食べる

・全く忙しくない

・朝方に入ると4時間働くだけで多い時でチップが40ドル

・基本的におしゃべり

・お客さんの犬と戯れる

・お客さんの子供と遊ぶ

・アパレル側の仕事の手伝いをする

・ラテアートの練習をする

・好きな音楽を流してゆっくり座ってそのまま勤務を終える

 

 

といった形です。

日本じゃなかなかない環境ですね。

 

同僚もお客さんもみんな親切な方ばかりで、本当に楽しかったです。

 

ところで他に何してたの?

って思う方多いと思います。

 

基本的には

・カフェのお客さんと遊びに行く

・別のカフェにふらっと行く

・カフェの店員と喋る

・その店員のおすすめのカフェやレストランに一緒に行く

・掛け持ちでカフェのバイトを始める

・イベントでコーヒー屋のバイトを始める

・1ヶ月のうち、26日は仕事してる

・同僚と飯に行く

・深夜まで飲んで、一回帰ってシャワーを浴びてそのまま仕事にいく

・休日はブルージェイズの試合を見に行く

 

といった形です。

 

寝る暇を惜しんで、働き遊ぶ。

 

あんまり家に帰った記憶がないくらい、仕事をして、遊んでました。

とにかく英語を喋るという目的でだったので、基本的に一人でいることはなかった気がします。

 

さてそんな楽しい時間も終わりを迎え、帰国前夜、現地でお世話になったコーヒー好きの知り合いと飲みに行きました。

こんな楽しい生活が終わると考えると、悲しくて悲しくて、テキーラが進みます。

その知り合いが日本に来た時の珍道中はまたどこかでお話しますね。

 

 

飲み会もそろそろ終盤となり、気づいたら、空港に行く時間30分前だったので、急いで帰って、当時のハウスメイトと共に空港へ。

そのまま無事に飛行機に乗り、日本へ帰国と言う運びになりました。

 

いかがでしたでしょうか。

 

おそらく皆さんの頭の中だと、海外渡航のイメージは

・ 語学学校へ行く

・ カレッジや大学へ行く

・ ジャパレスで働いてお金を稼ぐ

 

といったイメージがあり、そんなに英語を喋る機会も無い、現地の人たちとそんなに絡むこともない

なんて思ってらっしゃるんじゃないでしょうか。

 

大体合ってます。

私の周りもアジア圏の人達と仲良くする、もしくは誰とも話さずにYouは何しに来たの?状態で帰国する方もいました。

 

岩田はその中でもラッキーだったと思います。

 

英語が上達しない理由がない環境で、最高の体験ができた。

本当になかなかないことだと思います。

 

岩田の中でこんな素晴らしい体験ができたのはなぜだろうと考えた時

2点思い浮かびました。

 

1.  自分の目的とゴールを設定して、そこに対して何をすべきか明白にできた

2. 自分の中のルールを設定して、そのルールから外れることはしないようにする

 

1の場合

目的:海外で英語力を上げる

ゴール:現地民と不自由なくコミュニケーションをとれるようになる

 

2の場合

日本語をあまり喋らない

 

といった形です。

 

目的とゴールが明白になれば、どこに向かって進めばいいか明白ですよね。

かつ、その中で何をすべきかも自然と見えてきますね。

 

仕事でも日々の業務の中で、目的とゴールを定めることで自分が何をすべきか明確になるかと思います。

日頃から目的とゴールを定め、そのゴールに向かって日々過ごしていきたいですね。

 

長文となりましたが、以上となります。

私の海外2カ国目のアイルランドの話はまたいつかお話しできればなと思います。

 

本日もご覧いただき、誠にありがとうございました。

次のブログでお会いしましょう。

 

ありがとうございました。

岩田

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